お遍路に行くと決意して、半年前から筑波山に登る事で練習をしました。
ところが練習の1回目で、転んで尾骶骨骨折をしたのです。
その日は月曜日で午前休をとっていました。
前日の夜、雨が降ったので今日は中止するか…、と思いましたが、朝止んでいたので出発しました。
午前休をとっていたので予定を変更したく無かったのです。
止んでいたのに、登り始めて10分くらいで降り始めました。
雨の山は幻想的で嫌ではありませんでした。
その時、私は悩みがあったので、登りながら筑波山の神様に話を聞いてもらっていました。(独り言をずっと言っているという状態です)
山頂に着いた時は、悩みはかなりスッキリして雨でも登ってよかったなと思いました。
そして、山を下り始めて10分も経たないうちに転んだのです。
というか、岩から落ちた感じです。
すぐには動けなくてじっとしていましたが、立ち上がってみると激痛ですが歩けそうでした。
「南無大師遍照金剛」と唱えながら必死で下りました。
筑波山神社の山なのに、無意識に「南無大師遍照金剛」を唱えていました。
もう限界だ…。と思ったところで麓の神社に到着しました。通常の2倍時間がかかりました。
私がこの下山中感じた事は、
「なぜ筑波山の神様は私を助けてくれなかったのか」
でした。
続きます。
雨の筑波山